「長崎くんち」は7日午後から、諏訪神社の御神体をのせた三基の神輿がお旅所へ向かう「お下り」が行われました。

午後1時、諏訪・住吉・森崎、三基の神輿が、諏訪神社を出発しました。

先導するのは道案内の神・猿田彦です。

列をなして大波止のお旅所まで練り歩きます。

沿道には、御利益にあずかろうと、平日の昼間にもかかわらず多くの見物客が集まりました。

「久しぶり来たから、いいことあるでしょうね」

生後2か月の娘と来た人「初めてのおくんちなので、お下りから見せたかったんですけど、ちょっと寝てしまいました」

神輿をくぐると幸運になるという言い伝えも。

「神聖な感じがしました」

「幸せな気分です、ありがとうございます、感激しました」

神輿は約1時間半かけてお旅所に到着しました。

高野平神輿守連合・山本 泰央 総宰領「すがすがしい気持ちですね。お諏訪さんのご鎮座400年の節目の年でもありますから、もりこみを通じて長崎市の繁栄とか皆さん方の健康を祈願できればと思っています」

三基の神輿が到着したお旅所には、午後から、多くの市民が参拝に訪れていました。

「お下り」に続き、行われたのが「傘鉾パレード」です。

各踊町のシンボルである「傘鉾」が揃って、桜町小学校前から旧長崎県庁前までの約1キロをパレードしました。

重さ100キロ以上あると言われる傘鉾。6つの町の傘鉾が一斉に回ると、沿道の観衆から「ヨイヤー」の掛け声が飛び交いました。

見物客「きらきら光ってきれいでしたね。いい天気でしたし」

見物客「ぐるぐる回るところが迫力あってかっこよかったです」

見物客「すごく豪華できれいでした。ヨイヤーて言わせてもらいました」

各踊町の歴史などが反映された傘鉾が主役の「傘鉾パレード」。担ぎ手が力強く回すたび、長崎のまちが沸いていました。