東急田園都市線で列車同士が衝突・脱線した事故についてです。発生からおよそ17時間。全線での運転再開のめどはいまだ立っていません。復旧するまでには、まだかなりの時間がかかりそうです。

けさから取材を続けていますが、東急電鉄の作業員らが脱線した車両の下部分を何度も確認する姿が見られました。現在も作業員の姿が車両のまわりに確認できます。午前11時ごろからは国の運輸安全委員会の調査官が入り、本格的な調査が始まっています。

その後の取材で、走行中だった普通列車の運転士が回送列車の位置が普段よりも近いことに気づき、非常ブレーキをかけたものの間に合わなかったということで、衝突した際の速度は時速48キロだったことが新たに分かりました。

いずれの列車も、国の運輸安全委員会から移動の許可が出るまでは動かすことができず、許可が出れば、ようやく東急電鉄による復旧作業が行われる予定です。

東急電鉄は復旧には長時間を要するとしていて、全線での運転再開のめどは今のところ立っていないとしています。