障がい者施設で生活支援員として働いていた男が、知的障害のある利用者に暴行を加えたとして起訴され、1日、長崎地裁で有罪判決を言い渡された。男は「反応が面白かった」などと動機を語り、声を上げて嫌がる利用者に対して30分にわたり暴行を続けていたことも明らかにした。

有罪判決を受けたのは、長崎市に住む障がい者施設の元職員の男(49)。がっしりした体格で真っ黒に日焼けした男は、現在はゴミ収集の会社で正社員として働いているという。

起訴状などによると、男は長崎市内の障がい者通所施設で生活支援員として働いていた2025年3月7日、知的障害を有する男女3人の通所者に対し手や物で殴打するなどの暴行を加えた罪に問われている。

男は初公判で「間違いないです」と起訴内容を認めた。