11月に行われる新嘗祭に献上する米を刈り取る「抜穂式」が4日、山口県防府市でありました。

新嘗祭は毎年11月23日に、全国から集めらた穀物を神前に供え、収穫に感謝する宮中行事の一つです。県の代表として、今年は防府市の原田剛さん、妻のひろみさんが献穀米を育てました。原田さんをはじめ、昔ながらの衣装に身を包んだJA山口県の女性職員らが稲にカマを入れて収穫しました。刈り取った「にこまる」は暑さに強く粒の大きい品種で、例年通りのよいできだということです。

原田剛さん
「こういう機会は一生に一回あるかないかの機会。今後も間違いのない、いい米を生産していきたいと思っています」

刈り取られた米は精米され、さらによい粒が選別されます。今月22日までに、1升の米が宮中に届けられる予定です。