盛り上がりを見せる「おせち商戦」。これまでおせちを買わなかった人を取り込むために、様々なニーズに合わせた個性的な商品も続々登場しています。
ご飯メニューも入った「ソロ活おせち」
2025年正月シーズンの「おせち料理の平均価格」は、2万7826円。(※帝国データバンク調べ・三段重または3~4人前サイズ)
一方で、若い世代からは…
「1万円超えてくるとちょっと…」(20代男性)
「おせちは“大きくて高い”イメージ。小さかったら食べたい」(20代女性)
そんな若い世代にもぴったりなおせちも登場しているようです。
『ローグエイト』おせちマイスター・小出直也さん:
「ライフスタイルの変化によって、“一人一人のニーズに合った”商品。若い世代に対しても【少量のおせちの商品】がかなり増えてきている」

150種類以上のおせちを展開する『髙島屋』が、このお正月に向けて初めて販売したのは、「ソロ活おせち」(1人前/6480円/サイズ約14.5×14.5×高さ4cm・1段)※髙島屋オンラインストア・通信販売のみで販売

おせち担当バイヤー・佐々木伸一さん:
「おひとり様向けに開発し、“伝統的な和のおせち”を考えながらもご飯メニューをプラスした」
サイズは通常の半分ほどですが、黒豆や栗きんとんなどお正月らしい18品に加え、エビ・うなぎ・カニと3種のてまり寿司も入っているので、見た目も華やかな上、食べ応えも十分です。

「カップを取って」自分好みに
「黒豆いらない。“カスタマイズ”できたらいいかも」(20代女性)
「“好きなものだけ”を好きなだけ食べるおせちがいい」(20代女性)
そんな【カスタマイズ欲求】を満たしたのが、『そごう・西武』の「新宿 割烹 中嶋×オテル・ド・ヨシノ 和洋折衷カップおせち二段重」(4~5人前/3万2400円/サイズ27.7×27.7×高さ5.4cm・2段)

パテ・ド・カンパーニュや焼帆立、山クラゲ(茎レタス)の和え物など、和洋50種類の料理がそれぞれ“カップ”に入っているのですが、そこには“ある狙い”が…

マーチャンダイザー・長岡俊範さん:
「一個ずつキレイに取り分けて、“自分スタイルのおせち”ができるようにに組み立てた」
食べたいカップだけを取り出して、自分だけの「おせちプレート」を楽しむことができます。
