電話応対の「心」と「技」を競いました。日頃の電話応対の技術を競うコンクールの県大会が3日、山口県山口市で開かれました。
競技者
「お客様、ホームページを見ながらご案内したいのですが、今ご覧いただくことはできますか」
県大会には県内9地区から、録音審査を通過した33人が参加しました。競技は、牛タンの通販サイトの担当者として、商品の問い合わせに対応するという設定です。
質問に正確に回答しているか、用途にふさわしい商品を紹介できるかなどが審査のポイントです。参加者は、緊張した表情で電話相手の気持ちを読み取りながら、丁寧に対応していました。
宇部商業高校 3年 森一華さん
「お客様と顔を合わせて話すわけではないので、声だけを聞いてお客様の感情や気持ちを読み取ってこちらも反応することを心がけました」
宇部商業高校 3年 加藤結央さん
「まずは敬語の使い方を意識したり、声のトーンを意識したりしてたくさん練習しました。たくさん練習してもっとうまくなりたいと思います」
三井住友海上火災保険 山口保険金お支払センター 若月歩佳さん
「今の仕事も基本的には電話でのお客様の応対になるので、今回の出場が今後の業務に生かせたらいいなと思っています」
コンクールは電話応対のレベルアップを目的に、毎年開かれています。
優勝した三井住友海上火災保険の伊藤泰子さんは、11月14日に仙台市で開かれる全国大会に県代表として出場します。