10月3日午後、栗原市の栗駒山でキノコ採りをしていた70代の女性がクマに襲われ、心肺停止となっています。また、一緒にいた女性1人と連絡が取れていないということです。

10月3日午後1時半頃、栗原市栗駒文字の栗駒山でキノコ採りをしていた男性から「仲間がクマに襲われている」と通報がありました。

警察や消防によりますと、男性らは4人でキノコ採りをしていて70代の女性がクマに襲われ頭などから血を流すなどし心肺停止の状態だということです。
一緒に山に入りキノコ採りをしていた男性
「クマに襲われて倒れていた倒れた人のハンカチのような物に血がついて落ちていた」

もう1人70代女性と連絡が取れていないということです。
現場は、荒砥沢ダム近くにある「ふれあい公園」から北東におよそ860メートルの山林です。

宮城県内では9月、富谷市の路上でも男性がクマに襲われ、けがをしています。クマはこれから冬眠に向け、栄養を蓄えるために行動範囲を広げるとみられています。宮城県では、クマの出没警報を10月31日まで継続していて注意を呼びかけています。