養殖に使われたアコヤガイに感謝する真珠供養祭が愛媛県宇和島市で行われ、参加者が真珠産業の発展を祈りました。

真珠貝供養祭はアコヤガイへの感謝を込め、県漁協が毎年この時期に実施しています。

真珠養殖関係の業者などおよそ10人が参加し、県漁協の平井義則組合長が「豊かな海を守り真珠産業の復興と安定を図る」と挨拶しました

宇和海では、アコヤガイの稚貝が死んでしまう原因ウイルスが、今年も検出されているものの、大量死には至らず真珠の生産量も回復傾向だということです。

県漁協 平井義則 組合長
「ここ数年では稚貝の生存率が一番高かったが、(大量死の)抜本的な解決策は見いだせていない。母貝業者、真珠業者共に長きに渡り生産できる体制を願っている」

参加者は、海に見立てたたらいにアコヤガイを放ち、貝に感謝するとともに、大量死の終息など真珠産業の発展を祈願しました。