ことし7月、地震による津波被害を受けた三重県鳥羽市の浦村かき。今年の出来は?
(西本明日華記者 三重・鳥羽市 生浦湾)
「こちらの養殖場ではかきの出荷作業が進められています。カゴいっぱいに、かきが入っていきます。大漁です」
この地方の秋の味覚「浦村かき」。かき養殖の町として知られる鳥羽市浦村町では、かきの出荷が始まりました。

三重県鳥羽市にはことし7月に、ロシアのカムチャツカ半島で起きた巨大地震の影響で40センチの津波が押し寄せ、浦村地区では約2000台のかきの養殖いかだのうち、372台が流されるなどの被害に遭いました。

(浦村シーファーム・浅尾大輔さん)
「内海になると被害が大きくて(いかだが)重なり合ったり、かきとアンカーロープがぐるぐるになったり…」
浦村シーファームの被害当時ときょうを比べてみると、重なることなく並列に。約1か月かけて復旧作業が進められ、すっかり元通りです。

