今年5月、佐賀市の乳児院で女性職員が殺害された事件で、中国籍の女が起訴されました。

殺人や傷害などの罪で起訴されたのは、佐賀県武雄市の会社員で中国籍の李綽楹(リ・シャクエイ)被告(29)です。

今年5月、佐賀市金立町の乳児院「みどり園」で、職員の川原千恵さん(当時55)の両腕を包丁で切りつけ、殺害したなどとされています。

警察などによりますと当時、乳児院には李被告の2歳の娘が保護されていて、事件当日が誕生日だったため、李被告が面会に訪れたということです。
逮捕直後の取り調べに対し李被告は、「記憶にないから分からない」と容疑を否認していました。
検察は李被告の精神状況を調べるため、3か月以上にわたって鑑定留置を行った結果、刑事責任能力を問えると判断し3日に起訴しました。