宮崎空港では、2日夜、大規模地震で津波警報が発表されたとの想定で避難誘導訓練が行われました。
(玉岡克希記者)
「多くの利用者が行きかうこの宮崎空港で、もし、津波がおきたら・・・。実際の避難を想定した訓練がこれから始まります」
津波避難訓練は、去年8月に県内で最大震度6弱を観測した地震で、宮崎空港では水漏れやガラスの破損などの被害が発生した経験を踏まえて、初めて実施したものです。
2日夜、空港業務の終了後に行われた訓練には、各航空会社や飲食店のスタッフなどおよそ110人が参加。
場内アナウンスで訓練開始が告げられると、避難誘導役と旅行客役に分かれて、避難先への誘導経路や声のかけ方などを確認しました。
(宮崎空港ビル危機管理室 林 絹子 室長)
「まずは自分の身を守る行動をしてほしい。そして、余裕があったら周りのお客様も周りのスタッフも思いやって、安全に避難してほしいということです」
宮崎空港ビルでは、今後、訓練を毎年行い、連携を深めることで、災害への備えを強めていく方針です。