特集は岡山を代表する短距離選手・木梨嘉紀選手。岡山県津山市出身で、現在は筑波大学の大学院生です。
今年6月、100mの学生日本一になり、その名を全国にとどろかせました。これまで、全国での入賞経験がなかった木梨選手が飛躍を遂げた背景には飽くなき探求心がありました。
武器はクライマーのようなスタート「踏んで踏んで踏んで」
今年6月。大学の日本一決定戦「日本インカレ」100メートルで生まれた新たな王者。
号砲「パン」
最も内側のレーンで、スタートから飛び出すと圧倒的な加速でそのままフィニッシュ!津山市出身の木梨嘉紀選手です。自身初の全国優勝でした。
(津山市出身 筑波大学大学院2年 木梨嘉紀選手【画像①】)
「これまで全国大会の決勝に残ったこともなかったですし、あのときは内側からいろいろな感情がこみ上げてきた」

(松村みなみ記者)
「お疲れ様です。暑いですね」
(津山市出身 筑波大学大学院2年 木梨嘉紀選手)
「筑波は暑いです」
木梨選手は短距離の強豪で知られる筑波大学・陸上競技部に所属しています。専門は100メートル。自己ベストは10秒2です。その持ち味はスタートの反応、そして、そこからの加速です。

(津山市出身 筑波大学大学院2年 木梨嘉紀選手)
「”爆発”とかクライマー(登山者)が山を登るみたいなスタートだと言われる」「ロケットみたいにドンッと出るんじゃなくて踏んで踏んで踏んでみたいな」
ークライマーズスタート、みたいな?
(木梨選手)
「ですかね。あんまりかっこよくないか…」
爆発的なスタートの源は、鍛え上げた腰や太ももの筋肉です【画像③④】。


(木梨嘉紀選手)
「一緒に走りますか?」
そのスピードを伝えるため、元バスケットボール部の20代のカメラマンが並走することに…。すると…。
(カメラマン)
「あっ無理、無理!」
まさに異次元。
ー同じ陸上部から見ても速い?
(チームメイト)
「速すぎます」
