ベトナム人の男女12人が不法残留の疑いで現行犯逮捕されたのは、大阪・アメリカ村にあるクラブ「68K-CLUB」です。

 警察によりますと、今年6月、20代のベトナム人男性から「暴行を受けた」と大阪府警南署の交番に申告があり、捜査を始めたところ、クラブの従業員であるグエン・カック・トゥ容疑者(35)とホアン・チュン・キエン容疑者(34)が関与している疑いが判明。

 このクラブはベトナム人が多く集まる店として知られているといい、警察と大阪出入国在留管理局が80人態勢でクラブへ捜査に入ったところ、約100平方メートルの店内に、従業員と客の計約100人のベトナム人がいて、うち男女12人が不法残留であることが判明したということです。

 警察はグエン容疑者とホアン容疑者を監禁と傷害容疑で逮捕するとともに、男女12人を不法残留の疑いで現行犯逮捕したということです。

 近年、ハロウィンの時期には大阪・ミナミに多数の外国人客が訪れる一方で、治安への不安が高まっていて、警察は対策を強めています。