鼻咽頭にある「しゃっくりセンサー」

友愛記念病院 しゃっくり外来 近藤 司医師
「鼻咽頭というのですけれど、そこの背中側に刺激を入れると、しゃっくりが起こるポイントがあるんです」

人は、熱いものや冷たいものを飲み食いした時や、胃酸が逆流した時、炭酸飲料を飲んだ時などに鼻と喉の間にある「しゃっくりセンサー」が刺激されます。

すると、心拍や血圧など生命活動を司る「延髄」のなかにある「しゃっくり中枢」に刺激が伝わり、神経を経由して横隔膜の収縮と声門の閉鎖が同時に起こることで「しゃっくり」が出るのです。

そんな「しゃっくり」の存在意義は諸説ありますが、進化の途上で両生類だった時の名残りではないかという説が有力だということです。