子どもたちに漁業に対する理解や関心を高めてもらおうと、長崎市で小学生を招いた漁船の乗船体験が行われました。

長さ64メートル、長崎市内に停泊中の大型まき網船です。

対馬沖や東シナ海で操業している九州最大級の船に、長崎の漁業について事前に学習してきた子どもたちが乗り込みました。

Q:「(網を)巻くのに何秒かかりますか?」
A:のぞみ漁業株式会社取締役営業部長・野村悦朗さん「巻くのに20分~30分、グルーと巻いて網の底のワイヤーをぎゅっと絞る、そしたら魚が逃げられない状態」


魚を獲るだけでなく運搬船の役割も果たすこの船。くみ上げた海水で作るスラリーアイスというマイナス2.6度の氷で魚を保管し鮮度を保ちます。

Q:「どんなところがすごかった?」児童「色んなボタンがいっぱいあったところです」

児童「機械がたくさんあってどれがどういうやつを動かすのか分かるのがすごいと思いました」

普段はスーパーや食卓に並んだ魚しか目にする機会がない子どもたち。その裏にある工夫や苦労を知り、漁業について理解を深めていました。
