今年もあと3か月、年末年始に向けた商戦が始まっています。長野市では、おせち料理とクリスマスケーキの内覧会が開かれました。
国産牛のローストビーフにオマール海老。ながの東急百貨店で行われた内覧会には、趣向を凝らしたおせち料理が並びました。
記者リポート:「長引く物価高の中、各店が工夫して豪華なおせちを作っています。こちらのお店では、おせちを注文した人に県産の新米1キロをプレゼントしているということです」
市内の懐石料理店がプレゼントするのは、契約農家から仕入れたコシヒカリの1等米。

日本料理悠善の担当者:「今年は本当にお米が高騰していたので、皆さん(の家計)に少しでも貢献できれば」。
市内のホテルが作った和・洋・中が楽しめる3段重。原材料費は去年より3割ほど上がりましたが、価格は据え置きました。

ホテル国際21の担当者:「食材、調味料の1つから値段が上がっており、とてもメニューを作るがの大変でした。毎年買っていただいているお客さまもいらっしゃいますし」
物価高の影響はクリスマスケーキにも。

いちごの価格はここ数年で1.5倍になり松本市の洋菓子店はデコレーションケーキを300円値上げしました。

5HORNのシェフパティシエ:「この売価でも採算合わないというか厳しい現状ですが、お客様のためを思ってなるべく努力して抑えています」。
ながの東急百貨店によりますと、おせち料理とクリスマスケーキは、コロナ禍以降、売り上げが伸びているということです。

ネットショップではすでに予約を受け付けていて、店頭での予約はおせち料理が2日から、クリスマスケーキが3日から始まります。