アメリカ軍岩国基地を拠点とする空母艦載機が、九州沖での着艦資格取得訓練を本格的に始めたとみられます。

岩国基地では1日午前10時ごろから空母艦載機の早期警戒機E2Dが離陸しました。今月5日ごろまで九州沖の洋上で行われる空母ロナルド・レーガンでの訓練に向かったとみられます。

訓練はCQと呼ばれ、空母への着艦資格を得るために空母艦載機のパイロットに義務づけられています。

午後もステルス戦闘機F35Cや戦闘攻撃機FA18が次々と飛び立ちました。

CQは夜間も行われるため、アメリカ軍側は30日から1週間程度、滑走路運用時間外の午後11時以降も離着陸の可能性があるとしています。

30日夜は時間外の運用は見られませんでしたが、期間中は騒音の増加が心配されるため、岩国市は騒音軽減に努めるよう国を通じてアメリカ軍に要請しています。