3日から、長野県内の最低賃金が、大幅に引き上げられ過去最高の時給1061円となります。働く側からは歓迎の声が聞かれる一方、雇用をする側は経費の高騰に頭を抱えているようです。

大学生「(アルバイト先の時給など変わりますか?)そうですね、上がると聞いているんですけど、何十円かしか上がらないんじゃないかなと思います。もっと上がってほしいが少しずつでも上がってくれるのはありがたい」


現在、時給998円の県内の最低賃金。3日から、過去最高の1061円に引き上げられます。今回の上げ幅は全国では最も低いものの、過去最大の63円。

県内の審議は労働側、使用者側双方の意見が折り合わず、長時間の話し合いの末、弁護士などの有識者である公益代表の委員が示した案で、承認されました。


労働者側代表 齋藤政彦さん:「我々としては1円でも2円でも多くお示ししたかったが、残念な結果になったことは悔やまれるところです」


使用者代表 鈴木幸一さん:「使用者側とすれば決して十分な結果ではなかったと思います。それだけ高くなると支払う側にとってもかなり負担になるので」