大阪市の関西大学北陽高校で9月に行われた文化祭の模擬店で、男子生徒1人がやけどをする火事がありました。この火事について、校長らが消防に事前に必要な届け出をしておらず、指導を受けていたことがMBSの取材で分かりました。

 大阪市東淀川区の関西大学北陽高校などによりますと、先月27日に開かれた文化祭でフライドポテトを販売する模擬店のフライヤーに3年の男子生徒が火をつけようとしたところ、突然炎が噴き上がり、顔などをやけどして病院に搬送されたということです。

 生徒は軽傷でしたが、当時そばに教員はいませんでした。

 消防によりますと、京都府福知山市の花火大会で起きた火災を受けて、大人数が参加するイベントで火を使う際には「露店の開設届」を事前に提出することが義務付けられましたが、高校からは出されておらず、校長ら学校関係者3人を条例違反で指導したということです。

 学校側は「今後このような事故が起きないように、消防の指導を受け、安全な文化祭の運営を行っていきます」としています。