読みたい本のプレゼント
8月に入り、支援フェーズの移り変わりに合わせて、「夏休みに読みたい本」をプレゼントする夏のサンタさん企画をはじめました。
「被災地に本を送る」ことについては、発災時には公益社団法人日本図書館協会(JLA)から、「緊急支援物資などで、被災地、特に避難所に直接、本を送ることはやめましょう」という呼びかけが行われました。
これまでの災害時の経験から、置き場所に困る・読書ニーズのミスマッチなどの課題を受けて、「被災地から要請が出てくるまでは、本を送らないようにしましょう」という異例の呼びかけであったと記憶しています。
その後、奥能登豪雨で多くの書籍が水没した東陽中学校さんの要望を受けて、本の寄贈を募らせていただいた経緯もあり、このたび、まちの保育園さん、町野小学校さん、東陽中学校さん、町野町の有志のみなさま、南志見地区子ども会の有志のみなさまの連携により、ニーズをお伺いできた本をプレゼントするという取り組みを実施することができました。

2024年2月の土のう袋の支援から始まった支援物資は、いま、形を変えて、心の復興のために、みなさんの心に寄り添うものへと変化しています。
これらの取り組みは、今後地元のみなさまのご協力を得ながら、有料のお楽しみイベントの実施に繋げ、地元経済の循環を目指す取り組みとして続けていく予定です。