「いつでもワンちゃん」で利用者も笑顔に

こうした中「VRを活用したこのドッグセラピーであれば」と今年8月、導入したそうです。
(老人ホームの利用者)
「ワンちゃんと遊んで楽しいことがあります」
「かわいいです」
(コンフォールひなせ 尾形礼子さん)
「利用者は、VRを見る時に最初は『もうイヤイヤ』って言ってたんですけども、今はVRを見ると、『あ、自分の番だ、ワンちゃんに会える』って笑顔になる」
利用者の評判は上々。
さらに、職員は別のメリットも感じているといいます。
「介護業界の救世主」にもなる?
体操などのレクリエーションでは、常に2~3人の職員が付き添う必要があるそうですが、VRドッグセラピーでは1人で対応できるといいます。

このため、ほかの業務にも人手を割けるようになったというのです。
(コンフォールひなせ 尾形礼子さん)
「人手をかけずに楽しんでいただける時間が持てるのかなと。楽しいものだったりとか、癒されるものが出れば、どんどん導入していきたい」
中四国の高齢者施設では初となる「VRドッグセラピー」。新たなレクリエーションとして今後介護の現場に広がっていくかもしれません