アメリカ西部カリフォルニア州のニューサム知事は29日、人工知能=AIの規制法案に署名しました。連邦政府に先行する州独自のAI規制で、開発企業に安全対策の公表などを義務付けます。
新たな州法で規制対象となるのは、最先端AIを開発する年間収益が5億ドル=日本円でおよそ740億円以上の企業です。
この中で企業は、AIに関するリスク管理などの安全対策を公表することが義務付けられているほか、AIが危険な行動を起こした場合は州に報告することなどが義務付けられています。
カリフォルニア州では去年もAI規制法案が議会を通過していましたが、緊急時にAIを強制的に停止できるよう企業側に求めるなどの厳しい制限に対し企業側から反発の声が上がり、知事が拒否権を発動していました。
新たな州法ではこれらが盛り込まれておらず、ニューサム知事は「地域社会を保護する規制を設けつつ、AI産業の発展も確保する」としています。
AI産業が集積するカリフォルニア州での動きが、今後、他の州に波及するかが注目されます。
注目の記事
【インフルが猛威】北海道内の患者数“警報”に迫る、大規模イベントも背景か…受験生「怖い」「授業に遅れると大変」と危機感 手洗いやマスク着用など感染予防の徹底を

何者かがいけすに大型肉食魚「アカメ」を放流か...海上保安庁が器物損壊など視野に調べ進める 「何を考えているのかわからない」と業者からは困惑の声【高知】

【年賀状異変】発行数減なのに"じまい"グッズが品薄 逆手に取った「年賀状つなぎ」の逆襲・新ムーブメント

落ち葉で電車が登れない?“空転”で急勾配登れず最大20分の遅れ 紅葉シーズンの難敵「黒い被膜」 富山地方鉄道立山線で珍事

「倒れた日、朝の夫の顔色はどす黒くて・・・とにかく顔色が悪かったです」125時間30分の残業の果てに・・・妻が語った高校教師の「過労死」

拡散を繰り返した男性が今度は標的に… 匿名のデマ・誹謗中傷との長い闘い 加害と被害の連鎖を止めるには【報道特集】









