新浪幹事の心のうちは…?「大変悩ましい」
経済同友会 新浪剛史氏:
ただいま岩井筆頭副代表幹事からお話がございました通り、私は自ら辞任をすることを決め、本日の臨時委員会の方で理事会の方でご報告をさせていただきました。

9月3日の経済同友会の会見以降、自分自身はどうしたらいいかなとずっと考えておりました。とりわけ、どういう困難があるのか、また、どういう貢献もできるのか、こんなことを考え悩んでおりました。
同友会には、私達が作り上げたガバナンスの仕組みがあります。私自身は、自分の意思というよりも、まずは仲間たちにこのガバナンスの仕組みをしっかりと使っていただき、仲間たちに信頼を寄せ、皆さんで熟議をしていただく。こういうことを選びました。そして今日に至って、臨時理事会において、先ほど岩井さんがお話された通り、私の思うところをしっかりと述べさせていただきました。
とりわけ、私自身もやりたいことがあり、それをしっかりとリーダーシップを持ってやっていきたい。こういったことも述べさせていただきました。そしてその後、理事会において「合意形成をぜひ目的に、私の処遇を議論してください」、それを委ねることにいたしました。しかしながら、大きく二つに意見がわかれ、このまま合意形成を得るのは、非常に難しいというお話を岩井さんからいただきました。
大変悩ましいなと、このように思った次第でありますが、このままいくと、理事会をマネージしていくことも大変難しくなる。ひいては、同友会に大変大きな分裂が起こってしまう。私はこれは同友会にとり、また日本にとっても大変まずいことであると、このように考えました。