冤罪被害者を救済するため、再審制度の見直しを求めるパレードが行われました。

 「議員立法で再審法を変えよう」

 再審制度の早期見直しを求めてパレードを行ったのは、大阪弁護士会の弁護士や市民らです。

 裁判のやり直し=再審をめぐっては、現在の刑事訴訟法では手続きが細かく定められておらず、審理の長期化といった問題が指摘されています。

 9月30日のパレードには、41年前に滋賀県日野町で起きた強盗殺人事件の再審を求めている遺族も参加しました。

 (日野町事件で再審を求める遺族 阪原弘次さん)「裁判に一定のルールがない。そのために、長い間放っておかれる。改正でそういうことが解消される」

 国会では改正に向けた議論が進んでいて、大阪弁護士会は「秋の臨時国会で議論を進めて欲しい」と訴えています。