金の価格が史上初となる1gあたり2万円の大台を突破です。

 9月29日、金の小売り大手・田中貴金属工業は1gあたりの金の小売価格は、2万18円と公表。史上最高値となりました。

 おととし8月に初めて1万円を超えてから2年で倍に。去年9月と比べても、6500円以上の上げ幅を記録しています。

 (ゴールドプラザ・店舗運営部 黒木大地部長)「本日は2万77円という金相場(買取価格)で、今までにないことなので、かなりびっくりしています」

 大阪市内の貴金属買取店では29日、コインや指輪などの“金”を持ち込む客が数組訪れ、計約70万円で買い取りました。今後さらに客が増えると予想しているといいます。

 金の高騰の要因について担当者は…

 (ゴールドプラザ・店舗運営部 黒木大地部長)「アメリカのFRB(=中央銀行)が、今年中にさらなる利下げを続けるということがあり、それにより投資が金に流れたと。あとは、『有事の金』という言葉どおり、ウクライナ侵攻や中東情勢がまだまだ不安定な状態が続いているので、今月の金の高騰につながったのかなと」

 止まらない金の高騰。いつまで続くのでしょうか?

 (ゴールドプラザ・店舗運営部 黒木大地部長)「正直わかれば僕もそれでお小遣い稼ぎたいところなんですけど。予想が難しい状況ではあるんですけど、5年後10年後というスパンでみれば、まだまだ上がるのかなと言われてます」