■動物の移動先 いまだ決まらず…

札幌市によりますと、飼育されていた動物640のうち、いまも半数ほどの319が園内に残っています。
受け入れ先が見つからず、移動のめどは立っていないとみられています。
全撤去を表明した違法建築物についても、100棟以上が残されていて、市は建物の撤去を命じる「除却命令」を出すことも検討していますが、撤去に伴う動物たちの移動については、運営会社に委ねています。
運営会社の代理人弁護士は、HBCの取材に対し「今後も札幌市に報告しながら、動物の福祉を最優先したうえで、建物の撤去も進めていきたい」とコメントしています。