伊予鉄グループは整備が進む愛媛県松山市駅前の市内電車とバスの乗り場に、デジタルの時刻表を設置しました。

山下アナウンサー
「松山市駅前の市内電車乗り場にデジタルの時刻表が登場しました」

運用開始は10月1日からで、発車時間や行先のほか、あと何分で到着するかなど分かりやすく表示されています。

伊予鉄道 磯田昂大さん
「サイネージ上部には市内電車・直近3便の運行状況が表示されている。中段には時刻表が表示されていて、日本語だけでなく英語での表記にも対応している。市内電車をご利用いただく際にお客様が必要と思ってくださる情報がすべてこのサイネージに表示されている」

事故などでダイヤが乱れた場合も、伊予鉄グループのホームページやSNSによる発信に加え、こちらのディスプレイにも表示されるということです。
デジタルの時刻表は市駅前の市内電車のほか、路線バスと高速バスのりば9か所にも設置され、整備費用は合わせておよそ1億6000万円だということです。

磯田さん
「時刻表が新しくなった場合など、これまでは実際に現地に出て行って張り紙などで対応していたが、新しくデジタルサイネージになり遠隔でも操作ができるようになった。即座に対応でき、実際現地に赴かなくていいというところはわれわれとしても大変ありがたい」

さらに、1日からは伊予鉄バスで導入している「スマホロケーションシステム」を市内電車にも展開し、発着の予想時間をリアルタイムで確認できるようになるということです。

一方で、伊予鉄の「ICい~カード」は、9月30日ですべてのサービスが終了し、全国の交通系ICカードに完全移行されます。

なお、残高の払い戻しは1日から当面、まつちかタウンにあるいよてつチケットセンターで受け付けます。手数料は無料だということです。