牧原か柳町か 鷹勢同士で火花散らす首位打者争い 9月好調は…

続いて野手編。何といっても注目が「打率」トップに贈られる「首位打者賞」の争いだ。

現在、打率1位が牧原選手(規定の443打席まであと7)、2位が柳町選手とソフトバンク勢同士でしのぎを削っている。

ただし、状態がいいのは柳町選手だ。9月の月間成績を見てみると…9月は打率.350とリーグ1位の数字をマーク。

一方、牧原選手はリーグ9位の打率.239となっている。

【打率】9/29時点
牧原大成(ソ) .299
柳町達(ソ) .295
太田椋(オ) .286
中川圭太(オ) .285
村林一輝(楽) .283

また「最高出塁率」のタイトルをほぼ手中に収めているのが柳町選手だ。

現在、出塁率.385でトップに立つ柳町選手は、9月の月間成績を見てみると、打率と同様リーグトップの数字(出塁率.402)をマーク、状態がいいのは間違いない。

【出塁率】9/29時点
柳町達(ソ) .385
レイエス(日) .347
ネビン(西) .346
太田椋(オ) .339
藤原恭大(ロ) .339

プロ15年目で初タイトルを狙う牧原選手が逃げ切るか、再び状態を上げてきた6年目・柳町選手が2冠に輝くか、ファンの関心は高い。

また「盗塁数」トップの周東選手が、このままいけば3年連続の盗塁王となりそうだ。

球団では、2010年、11年の本多雄一選手(現在は1軍内野守備走塁兼作戦コーチ)が2年連続で達成しているが…3年連続となるとダイエー時代まで遡ってもいない。

1961年から5年連続で盗塁王に輝いた広瀬叔功選手(南海ホークス)以来の快挙となりそうだ。

【盗塁】9/29時点
周東佑京(ソ) 35
小深田大翔(楽) 28
五十幡亮汰(日) 25
西川愛也(西) 24
滝澤夏央(西) 21