“夕食の残り”の保存にも注意

カレーやシチューなどの煮込み料理は、大きい鍋のまま冷やすと中心部の熱が抜けにくいため、菌が増えやすくなってしまいます。保存容器やお皿に小分けにして冷ましましょう。
電子レンジで温め直すときは、加熱の途中で一度かき混ぜると全体を均一に加熱することができます。

また、生姜焼きなどの盛り付けの生野菜は保存せず、肉のみを保存します。
一緒に保存すると、生野菜に含まれる水分によって菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

管理栄養士 渥美まゆ美さん:
今のような20℃~30℃の気温は菌にとって増えやすい環境です。「栄養」と「水分」と「温度」が重なったときに菌が増えるので、そこをいかに取り除くかがポイントになってきます。

コメンテーター 中村仁美:
このちょっと気温が下がってきた時期って油断しがちですね。暑いときはもうガンガン保冷剤をいれて本当に気をつけてたけど、朝晩涼しいからちょっと大丈夫かなみたいな。

最後に、農林水産省が出している食中毒予防の3原則です。
「つけない」
➡手袋などを使って食材に菌をつけない
「増やさない」
➡保存方法に気を付けて菌を増やさない
「やっつける」
➡しっかり火を通して菌をやっつける

(ひるおび 2025年9月30日放送より)
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<プロフィール>
渥美まゆ美さん
管理栄養士
「美味しく食べて健康に」
得意分野は簡単で美味しい健康料理・食育