大阪府豊中市は、一般競争入札で発注できた工事を分割して随意契約で発注するなど不適切な行為が複数あったことを認めました。

 豊中市は、去年までの過去5年間に一般競争入札で発注できた工事約130件を数百件に分割し、随意契約で業者に発注していたということです。

 また、随意契約を結ぶ際に本来は市が集めなければならない複数の業者の見積書を、ひとつの業者に提出するよう依頼していたケースが、複数の部局で確認されたと市議会で認めました。

 (豊中市・市橋拓議員)「不適切と考えるのでしょうか、不正と考えるのでしょうか」
 (豊中市・総務部長)「契約の透明性、公平性、競争性に疑念を持たれる行為であり、不適切な行為であると認識しています」

 市は、「来月上旬を目途に調査結果を取りまとめ、公正取引委員会にも報告する」としています。