決められた演説時間は3分ー。田中さんは、世界で核使用のリスクが高まっていることに警鐘を鳴らしました。

田中聡司さん演説
「81歳まで生き延びた被爆者の私がいまここで訴えたいのは、人類が皆、被爆者になるのではという危機感です」

そして核大国のリーダーたちに向けて、被爆者の声を聞くよう強く訴えました。

田中聡司さん演説
「私たち被爆者と面談する機会をぜひ設けて下さい。核兵器を持つリーダーの皆さん、こちらを振り向いて下さい」

田中聡司さん
「核兵器を持っている国を動かさなければどうしようもない。最優先、喫緊の課題は核保有国を1mmでも動かすこと」

この声がリーダーたちに届くことを願いながら、田中さんは帰国後さっそく、日本政府や核保有国の大使館にも訴えたいとしています。