毎日の生活に欠かせない「インフラ」になっているコンビニ。26日、ファンにはたまらないおいし~いイベントが札幌のコンビニで開かれました。
札幌市東区のファミリーマートです。先週土曜の昼下がり、この店で行われたのが。
コンビニ店員
「3・2・1・スタート!」
着席した客が食べ始めたのが、ファミマの看板商品「ファミチキ」。

26日、札幌など全国10の店舗で一斉に開かれたのが、「ファミチキ」30分間食べ放題というイベントです。

参加者
「おいしいです。ファミチキ最高!お代わりお願いしまーす」

「わんこそば」さながらに次々とチキンが胃袋へ。
参加費1000円、札幌では先着で申し込んだあわせて40人が参加しました。

参加者
「油がたまりますね。でもおいしく食べられました」

髙橋智也記者
「30分で5個食べれば元が取れるということなので、精一杯食べてみたいと思います」
まだまだ胃袋も元気な記者が挑戦です。
髙橋智也記者
「おかわりください」
ハイペースで食べ始めましたが、徐々に失速。5個をいただき、終了です。
髙橋智也記者
「これだけの量を一気に食べる機会はないので、貴重な経験になりました」
札幌では多い人で17個を平らげたというこちらのイベント。
開催の狙いは。
ファミリーマート札幌北営業所 松原尚人営業所長
「北海道でまだまだファミリーマートのシェアが低いことから、企画をきっかけに多くの客に楽しんでもらい、ファミリーマートを知ってほしい」

背景にあるのがコンビニどうしの激しい競争。
これは、大手コンビニの道内の店舗の数です。
セイコーマートが1096店と頭一つ抜けていて、セブンイレブン、ローソンが追う展開、そこから離れてファミリーマートがあります。
ただ、過疎化が進む中、店舗の数だけで戦う時代ではないと専門家は指摘します。
消費経済アナリスト 渡辺広明さん
「全国一律のサービスで今まで大手コンビニは伸びてきたんですね。大手コンビニ3社は地域エリアに合わせた食材を使うとか、その地域の職種にあったものを展開する形になっています」

キーワードは「地域密着」だとしたうえで。
消費経済アナリスト 渡辺広明さん
「ただし、北海道はそれをすでに実現しているセイコーマートがありますので、そのあたりとどう対峙しながら地域密着を進めていくかっていうところがポイントになるんじゃないか」

私たちの生活にどこまで寄り添える店になるか、競争に勝つカギがそこにありそうです。