山口県萩市の市民病院と民間の病院を統合し、地域医療の拠点となる中核病院の形成を目指す動きについてです。進展がないことから、村岡知事は萩市に対し、早急に取り組みを進めるよう求める発言をしました。

29日の県議会で、岡生子議員からの質問に答えました。

村岡嗣政 知事
「現実に病院統合が進んでいないことから、県としても統合の実現性に疑念を抱いている状況です」

萩市は中核病院の形成に向けて、萩市民病院と都志見病院の統合を目指していますが、現時点で合意には至っていません。県内8つの保健医療圏の中で、中核病院がないのは、萩保健医療圏だけとなっています。

村岡知事は「萩市の責任において、病院統合による中核病院形成を確実に実現することが必要」と述べ、統合に向けたスケジュールの明確化や、関係者間の調整などに早急に取り組むよう求める発言をしました。