「緊急銃猟」制度の導入で「市街地での銃使用が可能に」

今年6月、能美市の住宅街では連日、クマの目撃情報が相次ぐなど、近年は生活圏での出没が増えています。こうしたことを踏まえ、9月から新たに導入された「緊急銃猟」制度。地域住民の安全を確保するなど一定の条件を満たした場合に、市町村の権限で市街地でも猟銃を使用してクマを捕獲できるようになりました。
29日は、県内13の市、町の職員や、警察、猟友会など、およそ70人が参加して、緊急銃猟での対応訓練が行われました。

参加者らはグループワークで「(クマの)逃走経路になりやすいところにハンターを配置する」「迎え撃つってことですか?」など具体的な戦術について議論を交わした後、捕獲の指示から発砲に至るまでの流れを確認しました。

白山市森林対策課・森和弘課長「注意喚起を出来るだけ市民に対して迅速に行う。(クマが)広範囲に移動する可能性もあるのでこちらも広範囲でなるべく早めに知らせる」