コメの価格で注目されることしの富山県産米の品質や収量について、29日、県議会・県土農林水産委員会で県が報告しました。

県によりますと、早生(わせ)品種の「てんたかく」と中生(なかて)品種の「富富富」について、品質はおおむね良好な見込みで、主力の「コシヒカリ」については、一部で白く濁った「白未熟粒」や黒く変色した「斑点米」の発生が見られるとしています。

収量については、「前年並み」と予想されています。

ことしは高温傾向が続き、7月には記録的な少雨となり、8月は高温と大雨が繰り返される気象条件でした。

コシヒカリを除く「てんたかく」、「富富富」、そして「てんこもり」は高温に強い「高温耐性品種」で、県は、2028年には、高温耐性品種が50%を占めるよう品種の切り替えを進めていく方針です。