2023年の夏に大雨で被災し山口県内の一部区間で運休が続いていたJR山陰線は鉄橋の復旧工事が終わり、27日に2年3か月ぶりに全線での運転が再開しました。

下関市のJR阿川駅で行われた記念の式典には、地元の人などおよそ250人が集まりました。式典では山陰線の利用促進協議会会長を務める下関市の前田晋太郎市長が「感無量、うれしい日になりました」とあいさつしました。

山陰線は2023年の夏の大雨で粟野川に架かる鉄橋の橋脚が傾くなど被災し、長門市駅と小串駅の間で運休となりました。バスによる代行運転が行われ、復旧の終わった区間から段階的に運転が再開しました。

最後に残った人丸駅と滝部駅の間の復旧が完了し、27日に2年3か月ぶりに全線での運転が再開しました。

地元住民
「よかったなと思います。私たち今は運転するけどこれから先、運転できない。そしたら絶対、JRに乗のらないといけない」

観光列車「○○(まるまる)のはなし」の運転も再開され住民らがホームで出迎えました。

29日には豪華寝台列車「瑞風」も山陰線を走る予定です。

JR西日本は地域と協力しながら持続的な利用を目指したいとしています。