◆《悲しい旅だったと思う…110年以上ぶりに故郷へ》
返還された3体のうちの1つのアイヌ女性の遺骨は、2025年8月、釧路のアイヌ協会に返還されました。
釧路アイヌ協会 桃井芳子会長
「長い間、遠くに追いやられたというか、悲しい旅だったと思うんですよね。それが、きょう戻って来たということで、私もホッとしたかな」

海外から返還された遺骨が、こうして地元に戻ったのは初めてです。慰霊の儀式が行われたあと、遺骨は納骨堂に収められました。
釧路アイヌ協会 桃井芳子会長
「ホッとしました。遺骨はいろんなところに残っていると思うので、ぜひ戻って来てもらいたい」
祭司 廣野洋さん
「悔しいというか、複雑な気持ち。長年、時間が経っているから、どういう言葉をかけていいのか…遺骨が誰かもわからないですし。非常に難しかった。国は謝罪するべき」
