北海道札幌市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」がまもなく、閉園します。
園内に残る動物たちのゆくえは。
2005年にオープンした「ノースサファリサッポロ」
札幌市に無許可で施設を建て事業を拡大。
「日本一危険な動物園」の触れこみで20年にわたり営業を続けてきました。

市から行政指導を受け、運営会社は9月末での閉園と、すべての建物を撤去することを表明。
閉園を前に、多くの観光客が駆け込みで訪れています。
来園者
「来てよかったなと思うから、閉まっちゃうのは寂しい」
「もうすぐ終わり、閉園みたいなので最後に見ておこうと思って。建物を撤去と言っているけど動物が先じゃないかと思う。全部の動物の行き先が決まってからの撤去が正しいと思う」
心配されるのは、閉園後の動物たちの行方です。

札幌市の調査で、園で飼育されていた640の動物のうち、ライオンなどを含む300以上の動物が、園内に残っていることが分かりました。
受け入れ先が見つからず、移動のめどが立っていないとみられています。
また獣舎など、多くの建物も残されています。