秋の全国交通安全運動に合わせて25日、山口市で自転車の取り締まりが行われ、警察がヘルメットの着用などを呼びかけました。

警察官
「来年からですね、ながらスマホとかが青切符処理になるので、いわゆる車と同じような扱いになってしまうので、気をつけましょうっていうアナウンスをしてます」

山口市内の3か所で自転車の取り締まりが行われました。山口大学付近の平川交番前では、5人の警察官が取り締まりにあたりました。夜の取り締まりは今年度3回目で飲酒運転の摘発も目的です。警察官は自転車に乗った人に声をかけ、危険な運転について説明していました。

警察によると自転車での危険運転の摘発は今年に入って8月末までに212件で、そのうち酒気帯び運転は203件でした。自転車が関わる事故は185件発生していて、3人が亡くなっています。

自転車利用者
「自転車も自動車と同じくらい気をつけて運転しなければいけないと思いましたね」

警察が行った2025年6月の調査では県内のヘルメットの着用率は49.9%と、全国で3番目に高い結果でした。

2026年4月から車やバイクと同様に、自転車の違反にも反則金を納めるよう通告する「青切符」が導入されます。

山口警察署 林 久晃交通課長
「自分の命がすべてです。ヘルメットにしても自分の命を守るためにやるものですので、その辺りしっかり理解していただいて交通安全に努めていただきたいと考えております」

警察は「自転車も車の一種なので酒を飲んだら絶対に運転しないで」と注意を呼びかけています。