青森県消防学校の修了式が行われ、半年間の訓練を終えた学生たちが、消防士としての一歩を踏み出しました。

26日に青森市の県消防学校で行われた修了式は、この春入校し、半年間の初任総合教育を終えた約70人が出席しました。

学生一人一人の名前が読み上げられたあと、代表の中畑元汰さんが修了証書を受け取り、抱負を述べました。

青森中央消防署に配属 中畑元汰さん(28)
「この67名、誰一人欠けることなく消防人生を歩んでいきます」

校舎の建て替えにより、現在の校舎で行う修了式は最後となります。

学生たちは学び舎に別れを告げ、消防士としての一歩を踏み出しました。

弘前消防署西分署に配属 佐藤明保さん(22)
「最後の退場、涙が出てしまった。ちょっと卒業が寂しい」

青森東消防署に配属 八幡教太さん(30)
「病院救急救命士として勤務していた。やはり現場に立って、最前線で人を救いたいという思いから、救命士の経験を生かして、(消防士として)現場の最前線で人を助けていきたい」

修了生は27日から順次、県内11か所の消防本部に配属されます。