Jリーグは25日、J3高知ユナイテッドSCに、2026年特別シーズンのJ2ライセンスを交付しないことを発表しました。

Jリーグは25日、2026年2月から6月にかけて行われる特別シーズンのJ1・J2クラブライセンス判定結果を発表。高知ユナイテッドSCはJ2クラブライセンス不交付となりました。Jリーグは不交付の理由について「選手の育成体制(アカデミーチーム)が未充足のため」としています。クラブによりますと、U-18チーム(18歳以下のチーム)が設置されていないことが、交付規則の基準を満たさなかった明確な理由だということです。

J2クラブライセンスが交付されなかったことで、クラブは今シーズンのJ3をJ2昇格可能な成績で終えたとしても、2026年の特別シーズンをJ2のクラブとして参加することはできません。クラブはテレビ高知の取材に対して、「クラブとしては、ユースチームの設立に向け動いている状況の中、育成体制の基準を満たせるよう努力をしており特例の可能性を信じてJ2ライセンスの申請を致しておりました」と回答しています。一方で、J3クラブライセンスは交付されました。

そしてクラブは26日、山本志穂美社長にクラブ内でのパワーハラスメントに該当する行為の疑いがあるとして、内部調査を行うと発表しました。9月23日以降、クラブのハラスメント等外部相談窓口に対して、選手ではないクラブ関係者から内部通報があったということです。クラブは速やかに内部調査を行い、調査結果について調査終了後に改めて概要を報告するとしています。