日本の南海上の海面水温は30℃以上

台風が発生・発達しやすい海面水温は27℃前後です。
現在も、日本の南海上は広く海面水温が30℃以上あり、平年より2℃前後も高い状態が続いています。
海面水温は地上の気温が下がって、2か月ほど遅れてようやく下がり始めるため、10月にかけてもまだ、台風が次々に発生してもおかしくない状況です。

台風の月別の発生数(平年値)は、8月が5.7個、9月が5.0個と、8月~9月にかけてが台風の最盛期です。
10月は3.4個と次第に台風の発生数は少なくなる傾向です。
しかし今年は、南の海上も季節の進みがゆっくりで、10月にかけても台風の最盛期が続くおそれがあります。
RKB気象予報士 橘高香純