来年4月から導入される宿泊税について県は25日、徴収した宿泊税を市町に配分する際の方針案を示しました。
宿泊税については来年4月から修学旅行や6千円未満の宿泊を除いて、1人1泊あたり一律200円が徴収されます。
県議会で県は25日、徴収した宿泊税の市町への配分方法について示し、市町ごとの宿泊者数に応じた配分と、市町からの事業提案に応じた配分という2つの方法を組み合わせると説明しました。
市町からの事業提案の例としては、観光振興のための周遊ルート形成といった複数の市町が連携して取り組む事業などを挙げています。
県は、来年度の宿泊税の税収をおよそ17億6千万円と見込んでいます。

県観光課 小田上久美子課長
「地域の特色を生かした観光資源開発、観光の視点に立った環境整備などのまちづくりの推進などに取り組んでいただきたいと」
県では、来月末までに市町からの事業提案を募る方針です。