広島電鉄の駅前大橋ルートで、路面電車が駅ビルの2階に乗り入れる橋の側面に施されたデザインが25日、公開されました。
路面電車が大州通りをまたいで駅ビルの2階に乗り入れる下路橋(かろきょう)。デザインは広島市立大学の藤江竜太郎准教授や4年生の松本聖郷さんらが担当しました。
模様の1つ1つが折り鶴を折る工程を表していて、東側の側面から順番に橋を一周して見ると、最後に折り鶴が完成するデザインになっています。

下路橋は下を通る大州通りの高さを確保するために橋桁の下の部分が平らになっていて、強度を保つために側面に大きな構造体が必要になります。その分、路面電車が隠れてしまうため、このようなデザインが施されました。
広島市立大学芸術学部デザイン工芸学科4年生 松本聖郷さん
「遠くから見たときは折り鶴なんですけど、近づいて見た時と離れて見た時の印象に違いが出て、そこが面白いのかなと思ってデザインさせていただきました」
折り鶴に隠された「もみじ」や「レモン」などのデザインは、今後完成するペデストリアンデッキから見ることができます。