青森県の十和田湖畔で遊覧船4隻が不法に係留されている問題で、県は、船を所有する企業組合の清算人に対して、9月22日付で撤去命令をだしたことがわかりました。
県が撤去命令をだしたのは、十和田湖の宇樽部桟橋で不法に係留されている遊覧船4隻で、このうち1隻は2025年の春先に雪の重みで横倒しになり、県がシートで覆う対応をしていました。
遊覧船は、2015年には4隻全てが不法係留されていました。
県はこれまでに撤去指導を26回行い、2025年5月には一段階上の撤去勧告をしましたが、船を所有する遊覧船企業組合の清算人からは前向きな回答はありませんでした。
これを受け、県は9月22日付でさらに一段階上の撤去命令をだしていて、期限の半年後までに従わない場合は、5万円以下の過料が科せられます。
また、もし命令に従わない場合、県は行政代執行による撤去をするかどうか、判断することになる見通しです。