8月14日に青森県むつ市川内町の住宅で発生した殺人事件について、警察は9月25日、70歳の無職の男を、兄である75歳の男性を殺害した疑いで逮捕しました。

この事件では、むつ市川内町宿野部の坂井勇さん（75）が、右脇腹付近を鋭利な刃物のようなもので刺されたことによる出血性ショックなどで死亡していて、警察が殺人事件と断定し、捜査を進めてきました。

容疑者を乗せた車　むつ市（25日）

殺人の疑いで逮捕されたのは、むつ市川内町宿野部の坂井守 容疑者（70）です。

警察によりますと、坂井 容疑者は8月14日午前8時頃、自宅で兄の勇さん75歳の腹部を刃物で刺すなどして殺害した疑いがもたれています。

坂井 容疑者は、自宅で一人で暮らしていて、近くに住む人によりますと勇さんが毎朝、食べ物などを届けに訪れていました。

勇さんの遺体は発見された時、1階の居間で毛布をかけられ、あおむけの状態で倒れていました。