博多曲物や今宿人形など博多の伝統工芸品を集めた展示販売会が福岡市で開かれています。

福岡市博多区のはかた伝統工芸館で25日に始まった「博多伝統職の会展」では、博多曲物や博多張子、今宿人形など福岡県知事指定の5つの特産民工芸品およそ250点が展示販売されています。

400年の伝統を誇る博多曲物は、木の板に熱を加えて曲げ、金属を一切使わずに作り上げる技法で、弁当箱などの日常品から茶道具や神具にも用いられています。

また、マルティグラスは、戦前のパリ万博で日本のガラス工芸としては初めてグランプリを受賞しています。

福岡市経済観光文化局 安達由雅さん
「作り手の方も年々減ってきてしまっている状況ですので、素晴らしい工芸品が福岡市に昔から作り続けられているんだということをここに来て見て知っていただきたい」

「博多伝統職の会展」は、今月30日まで開かれています。