映像には上書きの痕跡が…何者かが意図的に“上書き”したか

今回の映像分析では、何者かによって改ざんされたとみられる「上書きの痕跡」も見つかったといいます。

映像は銃撃の約6秒前に突然、真っ暗な映像に切り替わりますが、撮影した際に残る「記録信号」が、長井さんが撮影した部分と真っ暗になった後の映像とで、異なっていたということです。

AFP通信社 山路徹 代表
「記録するということに非常に執着、こだわりのある人でしたから、長井さんが最後に撮った映像を、テープを見た人間がこれはまずいなと上書きした」

ミャンマーでは2021年に軍事クーデターが起こり、軍はこれまで7000人近い民間人を殺害。民主化への道は遠のいたままです。

APF通信社は今後、映像の上書き部分の復元と詳細の分析をしていくとしています。