児童が車いすでの坂道の下り方などを学ぶ体験学習が24日、山口市で行われました。
車いすを体験したのは山口市の大殿小学校の4年生です。
講師は市内を中心に介護医療を展開する青藍会グループの介護士、田鍋有紀さんです。始めに介護の仕事のやりがいや車いすの操作方法などの説明を受けました。
児童は総合的な学習で「ともに生きる」をテーマに、どんな社会だったらみんなが暮らしやすいのかを学んでいます。介護をする側、受ける側といったたくさんの視点を養ってもらうことが目的です。
安全な段差の登り方や坂道の下り方などを、教えてもらいながら実際に体験しました。

4年生の児童
「初めてです。坂道を押すときにスピードが出てしまうので難しかったです」
4年生の児童
「(難しかったのは)坂を下りるところ。下りるときには後ろ向きで下りる」
車いすに乗っている人への声かけも実践しました。
青藍会グループ 田鍋有紀さん
「学んだことを生かさないと意味がないと思うので、町なかで困った人がいたときに、声がかけられるみんなになってほしいと思います」
学校では定期的にこのような体験学習を行うことにしています。