
広島市のシカの捕獲数は年々増加傾向にあり、おととしは2千頭以上と、2006年と比べて5倍近く増えています。特に安佐北区では、広島市内のシカ捕獲数のおよそ7割を占めています。
しかし、駆除の担い手である猟友会はメンバーの高齢化が進み、猟犬の育成も大きな負担となっているのが現状です。
広島市のドローンを使ったシカの駆除を試みは、9月7日に続き2回目。前回は3頭捕獲しましたが、この日はシカを捕獲することができませんでした。しかし、一定の成果が見られたようです。
猟友会メンバー
「犬の声は結構リアル。(シカが)いれば出てくるのかなと思う」
広島県猟友会 國武訓扶衛 会長
「特に夏場がいいんじゃないですか。人間も暑い時期だし、犬も嫌がりますよ。双方の良いとこをとりながらやっていけばいいんじゃないですか」
広島市は今後も、成果を見ながら導入を検討したいとしています。